今回のスペインの旅では、モンジュイックの丘にあるミース・ファン・デル・ローエ設計のバルセロナ・パヴィリオンを訪れました(1929年のバルセロナ万国博覧会のドイツ館として建設。一度解体されたのち、1986年にミース記念館として復元され、現在に至ります。1929年当時、巨大な板ガラスを作る技術は、ドイツにしかなかったと本にありました)。
近代建築のなかで最も美しいものの一つと言われています。
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想像していたよりずっと落ち着く空間だったので、ここでしばらくぼんやり過ごしたいなぁと思いましたが、なんといってもわたしは買い付けの真っ最中。次、また来た時に立ち寄ろうと考え、重い腰を上げました。
そういえば10年程前まで、四条河原町の高島屋入口(休憩スペース)には、このドイツ館のためにつくられたバルセロナ・チェアの黒いオットマン(上の写真では白)がいくつも並んでいたことがありました(おそらくKnoll社製)。当時、席が空いているのを見つけては腰掛けて、ちょっぴり幸せな気分に浸っていました。というのもこの椅子は、スペイン国王夫妻をお迎えするためにミースによってデザインされたのですから。
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今、ウンベルトにはミース・ファン・デル・ローエのエコバッグが入荷しています(白は1種類、黒は2種類)。白の在庫はいくつかございますが、黒は少数ですので、どうぞお早めに。