Umwelt

Textiles & Objects

Japanese folk toys

今日は午後から、千本出水のマヤルカ古書店さんで開かれた「郷土玩具茶話会」に出席してきました。

横田百合さんの「オトン コレクション」というネーミングのおもしろさに惹かれ、張り切って参加した茶話会でした。横田さんのお父上が五〇年にわたって集めて来られた郷土玩具の写真展示の最終日に、その実物の一部を見ながら同好の士が語り合うという催しです。

出席者のなかには、長年に渡って郷土玩具を集めてこられた年配の方もおられ、貴重なむかしのお話を伺うことができました。本来地元の安価な材料を使って、家族が手作りで作っていたという郷土玩具の起源についても触れられるなど、興味深い逸話がたくさん出てきて、とても奥の深いジャンルだなと再確認しました。

わたしは伊豆のお面と出合ったきっかけについて、少しお話しする機会がありました。みなさんを前にして緊張してしまいましたが、全体としてとても和やかな雰囲気の集まりでした。

マヤルカ古書店さん二階からは、まるで原生林のような光景も見ることができ、また足を運びたいなと思いました♪

かく言うわたしも、ものごころついたときにはすでに、父親が旅しながら集めた家族に縁のある郷土玩具や置物が身の回りにありました。そして、それを季節に応じて両親がうちのなかに飾ってくれていたことを憶えています。

ウンベルトでは、張り子のお面を販売しています。
以前からお取り扱いのある小さな伊豆のお面に加え、三〇年程前につくられた日本各地の張り子のお面がいろいろと入荷しております(写真上)。大切に仕舞われていたものなので、どれも当時の鮮やかな発色を保っています。
ぜひ、店頭で実物をご覧ください。なお、すべて一点ものとなっております。
温かみのある手仕事と、どことなくユーモラスな表情とかたちにわたしは心惹かれます。