Umwelt

Textiles & Objects

See All This

先月ひさしぶりのアムステルダムで訪れた、だいすきなdroog(ドローグ)。

ギャラリーではオランダ発のアートマガジン 「See All This #30 2023夏号 ’Paradise found’ 」にちなんだ、庭や植物、自然をテーマにした展示が開かれていました。

最初、会場に入ってしばらく眺めていると、場内をひとりの方が歩いていらっしゃることに気付きました。もしかして、いずれかの作品の制作者さんかしらと思い、ちょっとためらったのですが、意を決して声をかけました。

すると彼女は制作ではなく、雑誌の編集出版と企画展の仕事に携わっているということでした。

そして展示作品のひとつだったブランコに自ら乗って、「試してみて。ほら、こういう(ブランコが揺れると、ロープで繋がった先にある木の塊が上下に動くとともに、周囲に投影された映像の植物 Lightweeds がなびく)仕組みになっているの」と、見せてくださいました。

When the swing moves, the lump of wood moves up and down. The digital plants projected upon the walls also move.

ドローグデザインがすきで、日本からたびたびこの場所を訪れていることなどをお話しした帰り際、よかったらどうぞと 「See All This #30」 を手渡してくださいました。

旅のあいだ持ち歩きながら読みましたが、記事のなかでオランダの著名なガーデン(ランドスケープ)デザイナー Piet Oudolf ピート・アウドルフさんについて初めて知り、とても興味を覚えました。

If you generalise, if you stand back and look at the world, you quickly become defeatist and see what you do as insignificant. But if you zoom in to the personal level, you see that there is hope.

Piet Oudolf’s interview