6月5日(土)から2週間にわたり、東京・MAHO KUBOTA GALLERY にて開催される『resilience – Art, antique and objects curated by Kojiro Nagumo』に Umwelt も僅かながら協力させていただく予定です(画像はお借りしたものです)。
この展示のキューレーター、南雲浩二郎さんがお声がけくださったことをとても光栄に思っています。これまで南雲さんには、お客さまとして幾度となくUmwelt に足をお運びいただき、興味深く貴重なお話をうかがってきました。
さかのぼること1990年代後半、大学生だったわたしは大阪にあったビームスがすきでよく通っていました。そこは洋服や靴といった身につけるものだけではなく、北欧のインテリアや日本の民芸品なども置かれ、異彩を放つ空間でした。
付言すると、そのころ(90年代半ばから)のビームス モダンリビングというセクションは、柳宗理さんや北欧ミッドセンチュリーのプロダクトを改めて日本に紹介する先駆的存在でした(そこで扱われていたオーディオ・ヴィジュアルブランド Bang & Olufsen のデザインと機能に衝撃を受けたことは、その後わたしがデンマークに留学するきっかけのひとつだったと言えます)。
わたしのもの選びにも大きな影響を与えてくれたビームスで、1985年からずっと活躍されてきたのが南雲さん。膨大な知識量に加え、実際に世界中で体感されてきたことの豊富さに、わたしはいつもわくわくしながら圧倒されています。そして、Umwelt がすこしでも刺激的であればいいなとお会いするたびに考えていました。
そんな南雲さんがキュレーションされる展覧会には、さまざまな国からやってきた魅力あるものが並びます。それらはどれも力強く、しなやかな美しさを湛えているのではないかと。
これまで Umwelt は京都以外の場所での展示をしたことが一度もないため、ホワイトキューブ(白い立方体の展示空間)である MAHO KUBOTA GALLERY でどのように組み合わされ配置されるのか、とっても興味津々です。お店から選んでいただいたものが、ほんのちょっぴりでも良い風味付けになればと願って送り出します。
残念ながらわたしは東京には参りませんが、お近くのかたに見ていただければ幸いです。