先日、「小さな子どもがいるので来られなかったのですが、今日は母に預ってもらって」と、ひとりの女性がにこにことお店にいらっしゃいました。
そのとき器を選んで帰られた彼女が「あの時迷った布が頭のなかにぐるぐると浮かんで、また来ました。子どもも一緒に」と、今日は小さな赤ちゃんとお見えになり、その布をお買い上げいただきました。
お話をしていて驚いたのですが、もうすぐ遠方にお引越しされるとのこと。慣れない土地での生活に不安も感じられていると思いますが、選んでくださった器や布が京都の思い出とともに、心強い存在になってくれたらいいなと願っています。
布の持ち主について、スウェーデンのコレクターさんとだけお伝えしましたが、もうすこし詳しくいうと、かつて子供服のデザイナーをなさっていた方で、クリスティーナさんというお名前です。実はついこの間、彼女が暮らすスウェーデンの街 Kalmar が、この季節にしては記録的な高温になったとニュースで見てびっくりしていたところでした。
☟この写真は２０１９年２月に訪れた Kalmar での朝の風景です。
またいつかお店に来ていただいたとき、今日と変わらない笑顔で楽しんでもらえるように、ウンベルトに磨きをかけてお迎えしたいと思っています。
今お店に足を運んでいただけないみなさまにも、これからご来店くださるときにちょっとどきどきわくわくするお店であればと願っています ♪