琉球でつくられた嘉瓶( ゆしびん )。
東京堂出版『沖縄文化史辞典』によりますと、この独特のかたちは泡盛を入れて持ち歩きやすいようにと生まれたそうです。
Old bottle made for alcohol in Ryukyu.
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そのことに加え、☝︎こちらの嘉瓶には編んだ棕櫚縄が掛けられているのが造形的にも面白く、いっそう持ち運びやすくなっています。
「背の高い植物を生けるのによいかな」と選んでくださったお客さまのもとで、これからも働いてくれますように!
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なお『沖縄文化史辞典』は、Umwelt 店内「小さなあがたの森書房」にございます。
この辞典の刊行が沖縄の日本復帰の年(1972年 )だったことは、非常に意味があったと思います。耳慣れない言葉や風習がわんさか出てきますので、辞典を読む面白さも味わうことのできる貴重な一冊です( 写真や挿絵なども多数掲載されています)。