20世紀のデンマークを代表する工業デザイナー、ヤコブ・バンによるガラスデキャンタ。機能的なかたちに加え、細い藤が巻かれた部分が特徴的です。
Glass decanter designed by Jacob E. Bang
これからも大切にしていただける方の元へ渡り、安堵しております。
このデキャンタを見つけたのは冬の朝の蚤の市でした。
そのとき泊めてもらっていたマチルダの家に持ち帰り、滞在中には恒例の『ご披露』(どんなものを買ったのかすべて並べ、ひとしきり盛り上がること)をしました。するとマチルダがデキャンタを眺めながら、「ヤコブ・バンの孫もヤコブ・バンという名前で、彼はデンマーク王立芸術アカデミー( KADK )の同僚。建築やデザインを教えているのよ」と教えてくれました。
そして、「この〔白い石膏の〕オブジェは、彼〔孫のヤコブ・バン〕が KADK のギャラリーで展示したものよ」と棚の上を指差したのには、ちょっとびっくりしました。
もうすぐマチルダは引越しするそうなので、これらのオブジェが次の家でどう飾られるのかも楽しみです。
Jacob S. Bang’s objects in Mathilde and Jan’s home. I feel that Danish designer’s genes have been inherited.