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Daiyoshi-san

夷川通にある定食屋さん「大芳」が、明日1月30日(土)閉店されます。

わたしが「古美術 いもと」で店番をしていたころは、お昼間毎日のように通っていました(置いてある京都新聞に目を通すのも日課)。ウンベルトを始めてからもなにかにつけて伺っていたお店だったので、閉店と聞いたときは心底驚きました。

「大芳」の始まりは今から十四年前。大将とおかみさんのお二人で始められたそうです。お昼は日替わり定食のみで、メニューは月曜 焼き魚・火曜は天ぷら・水曜 さばの味噌煮(穴子丼のときも)・木曜 海老フライ・金曜 お造り・土曜 焼き魚もしくは中華そば。席に座ると、黙っていても作りたての定食が運ばれてきます。

忙しいお昼時は給仕のお姉さんがもう一人加わり、ひっきりなしに訪れるお客さんにてきぱきと対応されていました。わたしは過不足ないサービスと味、雰囲気が好きで、お昼の開店11時に合わせてお店に飛び込んでいたのですが、それでも先客がいらっしゃることもしばしば。そのうちお馴染みになった常連さんたちとご挨拶やお話をするようにもなりました。

そして今宵…、予約で満席だった大芳さんでの最後の晩餐です。心置きなくお腹いっぱいいただきました。カウンターには届けられたお花も!

大将、おかみさん、お姉さん、おいしいお食事をありがとうございました。

春からは、大将の後輩がお店を継いでくれるというお話も伺いましたので、新装開店を楽しみに待ちたいと思います。