毎週末の夜、仕事を終えた時間から行われている Umwelt・クロッキー& デッサン教室。
最近の様子です。
目の前にあるものを描いていると、あまりに細部に捉われてしまうためか、気が付くと全体のバランスを見失っていることがよくあります。
先週は、先生から「いったん手を止めて客観的に見ることも大事です。後戻りすることを怖れない!」という指導を受けました。
はっと思って手を止め、自分の描いた絵と実物(モチーフ)を見比べて、長時間かかって描いた部分を消すことに。この消すという行為は、一方で、後戻りのようでもあるのですが、他方で、先に進むための別の道を探すことへと繋がります。その意味で、思い切って消すことも時には必要なのです。
描いては消し、また描いては消し。描くことと消すことは、デッサンにおいてどちらも大切なのだと、ようやくわたしは理解してきたところです。
ほかの生徒のみなさんも真剣に画面と向き合い、それぞれ試行錯誤を繰り返しています。そして、休憩時間はリラックス。