今回は新しく入荷した器のなかから、わたしの好きないろの組み合わせで選んだものを紹介します。
日本の古いガラス鉢と大樋焼の小皿です。
プレスガラスの鉢は、青みがかった淡い緑色が静かな印象です。直径は7寸ほど。ほどよい深さがあって手取りも軽く、使い勝手がよいかと思います。
大樋焼は、石川・金沢の焼物です。かたちのちょっとした面白さと飴釉の美しさに惹かれました。窯変もこの小皿に味わいを添えてくれています。大きさは5寸。今の時季ですと、葛餅や水ようかんにいかがでしょう。ガラス鉢に素麺、小皿に薬味なんてのもよさそう。
お料理やお菓子を乗せる器を季節ごとに使い分けることは、わたしにとって日々の小さな楽しみのひとつです。
お料理自体はあまり得意ではないのですが、旬の食材にどれが相応しいかな、などと考えながら選んだ器を使うと、なんでもおいしく食べられるのが不思議です。とはいえ、周りの人に言わせると、わたしは単なる食いしん坊なのでした。。。
付記
少し前に、蛍はいないかなと哲学の道に行ったのですがほとんど見当たらず、その代わりにカエルたちが元気に鳴いていました。
A Rã (カエル)の鳴き声が歌詞になっている大好きな曲です!