Umwelt

Textiles & Objects

Vernal Equinox Day

この時期、一雨ごとに暖かくなって、春がもうすぐそこまで来ていることを感じます。

そして今日は春分の日ですが、これは自然をたたえ、生物をいつくしむことを趣旨としているのだそうです。

最近入荷した日本の小皿を三種ほど。あらためて見てみると、このようなちいさなお皿にも自然の豊かさや、いきいきとした生命力が表現されていることに気付かされて、感動すら覚えます。

右側の飴釉の雀をかたどった瀬戸の小皿は、冬の寒い時期に羽をふくらましている姿を模しており、縁起のよいモチーフとされています。

四角い織部釉も瀬戸のもので、本来は蓋としてつくられたものですが、釉薬の深みある緑の色合いが美しく、小皿としてお使いいただければと思っています。

最後のひとつは、会津塗の手塩皿です。伝統的な図案がかわいらしく、「こづる」という郷土料理を食べる際にも用いられたようです。