京都国際マンガミュージアムでは今、企画展『描くひと 谷口ジロー展』が開かれています。
I visited the limited exhibition “ The Man Who Draws: Jiro Taniguchi ” in Kyoto International Manga Museum. It is a great pleasure to see the exhibition of Jiro Taniguchi, a manga artist who has made wonderful achievements again.
これだけ描き込まれているのに、どの原稿も周囲がほとんど汚れていないことに改めて驚きました。
昨年の世田谷文学館で初めて原画を鑑賞したとき、描き込みの細かさや彩色の美しさに圧倒されましたが、今回は〈マンガ原画の観方〉というコーナーの解説を参考に、新たな視点から眺めることができました(その〈マンガ原画の観方〉コーナーは、順路のもっとも奥にあります)。
今展覧会も印象的なポスターなどのデザインを担当されたのは、BGX 赤波江春奈さんと日下潤一さんです。日下さんに教えていただいた「夏目房之介のマンガ与太話」(Webサイトで読めます)の「谷口ジローのトーンワーク」は示唆に富んでいますので、ぜひご一読を。より楽しめると思います。
十年以上前、このマンガミュージアムでメビウスの展覧会があり、ちょうど来日中だった彼と遭遇したことを思い出して、とても感慨深かったです。
描くひと 谷口ジロー展
2022年6月2日(木)~ 8月29日(月) 休館日 毎週火・水曜日
✒︎ただし、7月14日(木)~ 8月29日(月)は無休 ✒︎