Umwelt

Textiles & Objects

Manchild

ストックホルムにいます。坂の多い街なので、建物どうしの隙間から見える風景が印象的に見えます。

歩き回った一日の終わりに、ひさしぶりに炒飯をと決めていた中華料理屋さんが、タイ料理店に様変わりしていて軽くショックを受けました。ホテルの方の話だと、外食料理の人気はタイやベトナム料理のほうがあるとのこと。教えてもらった中華料理屋店の炒飯の名前は nasi goreng でした。

Now I’m in Stockholm. Because of many slopes, it looks so impressive through the scenery between the buildings.

今回の動画紹介はやや長めです☟

こちらの動画は、最近発表されたシーアによる「Manchild」のカバー♪80年代後半を意識した映像スタイルがいまの時代の空気感とも合っています。

スウェーデン・ストックホルム出身のネナ・チェリー。母はテキスタイル作家、父はパーカッショニスト、継父はトランペット奏者のドン・チェリー。10代半ばの1980年、ロンドンへ移住。ソロデビュー前にポストパンク・シーンで活躍していたり(例えば、最後の動画を参照)、「Manchild」のレコーディングでは後のブリストル・サウンド、トリップ・ホップの関係者が参加するなど、彼女がイギリスの音楽シーンで果たしてきた役割の大きさを改めて感じています。余談になりますが、91年にブリストルで結成されたポーティスヘッドは、今回ウクライナ支援のために活動を再開し、先日5月2日にライブを行いました(こういうことが時々あるので驚かされます→過去の記事)。

ところで気づいてしまったのですが、シーアの「Manchild」動画は、どうやらプリンス「Alphabet St.」「Sign O’ The Times」を下敷きにしているもよう!?ご興味のある方は以下の動画もご覧あれ♪

人物の動きが止まって、平面として前方に倒れる映像の処理、また斜めの道路と黒い背景に浮いたアルファベットの構図など、そのまま踏襲しています。
当時、歌詞の文字だけでグラフィカルに構成されるこの映像作品は革新的でした。シーアの「Manchild」では、水平・対角線上に画面を流れる文字とその配色まで似せています。
ネナ・チェリーがソロになる前、ボーカルで参加していた RipRig & Panic の1983年ピテカン(原宿〜千駄ヶ谷付近にあった日本初のクラブ)ライブ♪ドン・チェリーも参加。