Umwelt

Textiles & Objects

Space Oddity

先日、友人家族が母国に帰るということで、お見送りをしてきました。

思えば最初の出会いは、通りがかりにお店に来てくれたことです。彼らは度々立ち寄っては、あれこれ話をしながら、気に入ったものを買っていってくれました。
ある日、話のなかから偶然にも、わたしの住まいとそのご家族のおうちがとても近いと分かり、「一度お茶を飲みに来ませんか?」と誘われたのをきっかけに、わたしはそこに時おりお邪魔していました。
大きな窓があって、日当たりと眺めのよいおうち。窓は日中開け放たれ、それもまた心地よく感じていました。
Dear my friends, I really love your atmosphere and home. 

実は、誰かの居住空間を訪ねることは最高に緊張して苦手なのですが、彼らの住まいを訪れることは自然と楽しみになっていきました。普段の一人暮らしとはまったく違う、おいしい家庭料理と、子供たちのいるわちゃわちゃとした雰囲気も新鮮でした(時には小さかった頃の弟とわたしを思い出したりして)。
彼らが引越して、この窓がしばらく閉ざされてしまうことを思うと、堪らず寂しい気持ちになります。こんなふうになるのは初めてではないかと振り返ってしまうほどの寂しさなのですが。
これからも幸多かれとわたしなりの祈りを込めて。そして再会を願って!