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Textiles & Objects

Aramata Hiroshi’s Grand Treasure Trove MANGA-ful

定休日だった昨日は、今月から再開館された京都国際マンガミュージアムに行き、企画展「荒俣宏の大大マンガクラタ館」を観てきました。

The Kyoto International Manga Museum has reopened. I went to see the exhibition curated by the museum’s Executive Director Aramata Hiroshi last day.

当ミュージアムの館長でもある荒俣さんといえば、早くから海外の幻想文学やファンタジー小説を日本に紹介し、1980年代には映画化もされた(陰陽師・安倍晴明が人気になる大きなきっかけをつくった)『帝都物語』の執筆で一躍注目を集め、その後、美しい博物図鑑を数多く出版していることでも知られています。

この展覧会ではそんな荒俣館長による、幼少期のお絵かきから、高校時代の読書ノート、同人誌(漫画・幻想文学)、海外の図像コレクションなどなど、めったに見ることのできない貴重な資料が壁面および段ボール箱に入った状態(マジックで手書き・殴り書きの説明あり)で展示されています。なかには大学時代に仲間と制作された映像作品も!大切な宝箱をおそるおそる眺める心持ちで拝見しました。

小学生の荒俣少年がつけていた熱帯魚飼育日記などは(カラーコピーのファイルで)手にとることもできて、とても見ごたえがあります(また館長が注目している稀代の趣味人で、普通の人なら集めないような珍奇なものをコレクションし、大正時代にローラースケート場を自宅につくったりしていたという三田平凡寺の資料も多数あり、必見です👀)。

この企画展は6種類のチラシがあり、すべてを組み合わせると、1枚目の写真のようにB2サイズの大きなポスターになります。全種類を求めて、館内をあちこち歩き回りました。やっぱりどうしても集めてしまう癖。

ミュージアム入館時には検温、そして名前や連絡先を記入します。館内では換気・除菌作業が頻繁に行われるなど、新型コロナ対策もしっかりとされていて、安心して展示を鑑賞することができました。時間をおいてもう一度足を運ぶつもりです。