Umwelt

Textiles & Objects

Olafur Eliasson

明日放送の NHK Eテレ『日曜美術館』では、デンマーク出身のアーティスト、オラファー・エリアソンが特集されます。

今年3月から東京都現代美術館で開催予定だったエリアソンの展覧会「ときに川は橋となる」が延期になったことはなんとも残念。

The solo exhibition by Olafur Eliasson: Sometimes the river is the bridge in Museum of Contemporary Art Tokyo was delayed, but we can watch his interview about the exhibition by youtube.

以前訪れたオラファー・エリアソンの展覧会で入手した図録。金沢21世紀美術館「あなたが出会うとき」(2009)とデンマーク・ルイジアナミュージアム「Riverbed」(2014)。

下の写真は「Riverbed」の会場風景の一部です。

アイスランドから運んだ岩や小石を室内に傾斜をつけて敷き詰め、そこに水を流して小さなせせらぎが作り出されていました。流れる水の音を心地よく感じながら、立ち止まっては足下の小石を眺めたことを思い出します。

常に視覚と知覚、環境の問題に向き合っているエリアソンの姿勢は、科学者のようでもあります。そして、そこでしか体験できない場そのものをダイナミックに提示する稀有なアーティストだと思います。