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Textiles & Objects

Ritornello from itori vol.19

itori 大滝 郁美さんによる手織りハンカチ、1年ぶりの新入荷です。

New arrivals: Handwoven linen handkerchieves ‘Colors of late autumn’ by the weaver Ikumi Otaki ( itori ). 

☝︎稲刈りが終わり紅葉の始まりのイメージを🌾🍂🍁

☝︎枯れた稲の残った田んぼにまた生えてきた新しい草と、だんだん冬に向かっていく空気の感じを🌱❄︎ ❄︎ ❄︎

大滝さんは昨年無事お子さんを出産され、すこしのあいだ織物をお休みなさっていました。そして先月「itori を再開します」とお知らせくださったため、早速「晩秋のハンカチ」をとお願いしていました。

では、大滝さんのお手紙をご紹介します。

今回は秋の色を考えながら制作しました。

稲刈りもすっかり終わり、今まで黄色一色だった田んぼが黄土色へと変化してきました。


山の色もだんだんと赤くなってきて、紅葉のはじまりを遠目からでも確認できるようになりました。
いよいよ冬がやってくる気配を感じます。


ですが、意外なことに、その枯れ草しか残っていないと思っていた稲刈り後の田んぼに、青々とした草がまた少し生えてきていました。


白鳥たちも越冬するためにこちらへ飛来し、枯れ草色になった田んぼに白く綺麗な白鳥の群れがよくエサを食べにきています。




☟そして「向こうに見えるのは鳥海山です」と大滝さんが送ってくださった写真です。思わず深呼吸したくなる雄大な風景、ずっと眺めていたい ( わたしの心の声 )
























































大滝さんから織物再開の連絡をいただいた日は、ちょうどスウェーデンからデンマークへと渡る日。そのとき持っていた itori ハンカチを船のなかで記念に撮影しました( 下の写真 )。

今年に入り、たびたびお客さまから「itori さんの手織りハンカチの入荷は?」とお尋ねいただき、季節ごとに楽しみにしてくださっている方が多いことを実感していました。もちろんわたしもその一人なので、今回の itori 再開のお知らせがとてもうれしかったと同時に、ほっと安心する気持ちもありました。

これからまた四季を通して itori 麻の手織りハンカチをお取り扱いいたします。Umwelt にてお手に取っていただければ幸いです。