こんにちは。定休日の今日は、坪庭でほっと一息ついている六代目織姫です。スウェーデン生まれのためか、緑と光のある空間を見つけるとそこで深呼吸せずにはいられません。
厳しい暑さとなりましたこの七月、ひと月にわたり開催いたしました「織姫の布市」にてテキスタイル・ラヴァーズのみなさまとお目にかかれ、とてもうれしゅうございました。この場を借りて、心よりお礼申し上げます。
それではウンベルト店主にバトンタッチいたします。みなさま、ごきげんよう♥
Hi. Thanks to textile lovers, I have finished the annual exhibition without any problems, through July.
物語は、ジャン=リュック・ゴダール監督が『中国女』を撮り終えた1967年から始まります。『中国女』の主演女優 ヴィアゼムスキーとゴダールは撮影後に結婚します(その前にもゴダールは、アンナ・カリーナとの結婚・離婚を経験しているのですが)。結婚当初まだ10代だったヴィアゼムスキーは、すでにヌーヴェル・ヴァーグを代表する映画監督のひとりだったゴダールに心酔しているように見えます。
しかし、この時期のゴダールは強迫観念を抱くように「革命」へと駆り立てられていました。そうした意識の先鋭化は映画制作や作品に対する彼の態度にもあらわれるようになり、仲のよかった周りの友人たちともうまくいかなくなってしまいます。結局のところ、タイトルにある「グッバイ」とはヴィアゼムスキーとの生活が破局することを意味しています。
ところで20年ほど前にヴィアゼムスキーは来日し、日本イタリア京都会館で講演会を行なったことがあります。同時に『中国女』のリバイバル上映もありました。当時、大学生のわたしはそのことを知って、喜び勇んで会場に出かけました。
写真中央の赤くて真ん中に小さな星のあるパンフレットはそのとき手に入れたものです。
緊張しながらもらったサインは宝物 ★
R.I.P. Anne Wiazemsky