Umwelt

Textiles & Objects

Droog Design

オランダに着きました。

ユトレヒト・セントラルミュージアムでは、いまドローグ・デザインの展覧会が行われています。

Exhibition ‘The Early Years of Droog Design’ at Centraal Museum, Utrecht

1993年に始まったドローグ・デザインのコンセプトは、「何色にも染まらない ユーモアとウィット そしてちょっぴりの皮肉をあなたの日常に」です。

例えば、写真下(ヘーリット・トーマス・リートフェルトにより1918年にデザインされた)手前の椅子はレゴ製です。また奥の方に見える作品群が、同様のコンセプトに基づいていることは言うまでもありません。

1990年代のダッチデザインブームのときに、雑誌や洋書でたくさん紹介されたこともあるのでご存知の方も多いと思います。アムステルダムにあるドローグ・デザインのお店( 現在は、HOTEL Droog )は訪れるたびに刺激をくれる場所です。そして、今回改めてわたしが気になったのは下の作品です。

Come a little bit closer bench by Nina Farkache, it’s my favorite one!

これを見た瞬間、吸い込まれるように座りたくなりました。このベンチの魅力は、見た目のユニークさはもちろんのこと、座ることでより実感できます。というのも、座っていると意図せず勝手に動いてしまうですが、そのときのビー玉の音がまたなんとも心地よく聴こえるのです。

わたしが何度も座っては写真を撮って、を繰り返していたためか、美術館の係の方も「初めて挑戦するわ」と言いながら、恐る恐る腰掛けていました。この写真をブログに使ってもいいですかと尋ねると、彼女もとってもうれしそうに「もちろんよ」と答えてくれました。

She told me “I work here, but I try to sit on first time”. Then I felt the bench beame a special conversation piece between her and me.

That’s so fun!