Umwelt では秋冬の定番商品として、ノルウェー Røros Tweed 社のブランケットを取り扱っています。
Røros Tweed のデザインは数多くありますが、そのなかでもスウェーデン・ダーラナ地方在住のデザイナー Mia Svalänge による伝統を重視した美しい色彩のブランケットのみを置いています。
先月の旅でミアさんのアトリエに伺った折、彼女の新作に目を奪われました。
これだけ多くの色彩が一枚のブランケットに使用されています。ぜひ Umwelt 店頭にて、そのユニークな配色と暖かでやさしい風合いに触れていただきたいと思っています。
ミアさんのアトリエは、さながら研究室のよう。作品をよりよいものに近づけようと試行錯誤している様子が随所に見られます。
見事なグラデーションに驚いていたわたしに、これらの色合いがそれぞれ何を意味しているのかということをきちんと説明してくださり、まさに彼女だからこそできた表現だと実感しました。
ダーラナ地方を旅すると赤い家をよく目にするのですが、この深みのある赤色は16世紀から続く銅を主原料とした天然の塗料によるもの。
ブランケットのタグに見える Falu Rödfärg は 銅の産出地 Falun という町で天然塗料を生産している会社で、伝統を生かした製法を今に受け継いでいるそうです。ミアさんの新作ブランケットは Falu Rödfärg の依頼によりデザインされました。
なお、今回の Røros Tweed ブランケットは定番の Lycka Form デザインを含め少量の入荷ですので、どうぞお早めにお求めくださいませ(申し訳ございませんが、Lycka Form 濃紺・赤は売り切れております)。