第二次大戦後の日本にやって来た象のはな子。上野動物園、そして井の頭自然文化園で多くの人々に愛され、いまから二週間ほど前に69歳の生涯を終えました。
はな子が生きていた時代とともに、動物園は大きく様変わりしました。
もちろん、動物を狭いところに閉じ込めておくことは、本来の自然環境から切り離すという意味でかわいそうだと思います。とはいえ、動物園は今や研究機関としての役割が大きくなっているそうです。そしてなるべく自然に近いかたちで私たちが生き物と触れ合うことのできる空間に徐々にではありますが、変化してきています。
象やキリン、カバといった動物たちを観察できる動物園が、さまざまな思い出を紡ぐ場所であり続けることを願ってやみません。
小さなあがたの森書房の本棚より。
この本は、奥付が昭和十七年発行(五千部)となっており、私たちがあまり知らない象の魅力がたくさん語られています。最初の「なぜ、象という漢字なのか」についての解説は明快で、思わず納得しました。
読み終えてから改めて装丁を見ると、より魅力的で面白く感じられます。
再結成、そして新曲の発表でふたたび盛り上がりを見せているザ・ストーン・ローゼズ。彼らの代表曲のなかから ♪