本日、古書店「あがたの森書房」さんによるコーナー「小さなあがたの森書房」が Umwelt 店内に誕生しました。
左京区の住宅街にある、煉瓦に白い扉と出窓の佇まいが印象的なあがたの森書房さん。お店には、さまざまなジャンルの古書と一緒に、郷土玩具がさり気なく置かれています（なかでも、三春人形がお好きとのこと）。また、オンラインショップでは、美術書、木版本、博物学などに関する希少本を購入することもできます。「なぜ、あがたの森？」と伺ったところ、店主の出身地 長野県松本市にある「あがたの森公園」にちなんで名付けられたということでした。
店主の百瀬さんは、古書市の帰りだったというある日、偶然 Umwelt に立ち寄られました。それからお互いのお店を行き来したり、百瀬さんから本や木版画についての興味深いお話をお聞きするうちに、今回のショップ・イン・ショップという企画に発展しました。
毎回テーマを設けて数十冊を選び、ご紹介していく予定です。まずは「雪」や「星」のエッセイ、来年の干支である「猿」に関するものを中心に。
モダンデザインやミッドセンチュリーの「インテリア」、「民藝」の本・雑誌はできるだけ常備したいと思っています（もちろん、すべて購入可能です）。以前から、Umwelt ではインテリアやファッションの古い雑誌を扱っていましたが、店内にたくさんの本が並ぶとなんだかうれしくなります。
時代を経てきた古いもの、そしてその背景となる文化や歴史に関する知識、それらを結びつける楽しさをご提案できればと考えています。
小さなあがたの森書房、どうぞよろしくお願いいたします。
実店舗のあがたの森書房さんには日本民藝協会の機関誌『民藝』のバックナンバーが多数そろっていたりと、魅力的な本が丁寧に並べられていますので、どうぞ左京区の本店にも足をお運びくださいませ。
あがたの森書房
〒606-8221
京都市左京区田中西樋ノ口町32-1 日生ハイツ1F