Umwelt

Textiles & Objects

shelter from the rain

今朝の京都は、久しぶりにまとまった雨が降りました。

こちらは江戸後期の伊万里の鉢です。大胆な構図とのびやかに描かれた植物の絵柄は、どこか現代的で、見る人にユーモラスな印象を与えます。また、呉須の色合いが鮮やかで清涼感がありますので、暑いこの時季お使いいただくのにぴったりです。

そして、この器の魅力はそれだけではなく、外側の絵にも。

丸まった葉っぱからちょこんとのぞく小さな足。これは一説には、実際に人の背丈ほどもある大きな葉っぱを傘の代わりにしていた場面を絵柄にしているのだそうです。

突然の大雨に見舞われて、慌ててしまうのは、今も昔も変わらないのでしょうね。