風はまだ冷たく、外でちょっと水仕事をしていると手がかじかむほどですが、陽射しが眩しいくらいに明るくて春の兆しが感じられるようになりました。
お店にはわたしのお気に入りが入荷しています。瀬戸のおろし皿とラッセル・ライトのボウル。
おろし皿は江戸後期のものです。軽やかに描かれた絵柄がそれぞれ異なっていますので、眺めているとたのしいです。大きさは15㎝と17㎝の2種類あります。それぞれ2枚ずつ。
ボウルは1950年ごろの制作です。ウンベルト開店時から置いているボウルのかたちとは少し違い、片方の縁全体が大きくはみだしたようにデザインされています。直径は約18㎝で、ライムグリーンが2客とホワイト1客です。
わたしは自然の深みのある色合いも好きなのですが、そこに透明感のある蛍光色が加わった組み合わせに、より心惹かれます。さらりとした線描きが踊るお皿と弾むような鮮やかな色は、春を待つ今の気分にぴったりです。