今回の旅では昨年の2月につづき、アンナさんの洋裁の高い技術を生かして洋服を作っていただこうと、保管していた生地をスーツケースにしのばせ渡航しました。
Umwelt Tailorbird Project “sömnad” 第二弾のはじまりです。
I packed the cherished printed fabric in my suitcase for this trip, hoping to have Anna create new clothes using her expert tailoring. Announcing the launch of Umwelt Tailorbird Project “sömnad,” Phase 2.

仕立てる生地はフィンランド・marimekko から1989年に発表された LINNANPUISTO、デザインは石本藤雄さん(現在も陶器のデザイナーとしてご活躍中)です。描かれたさまざまな姿の木々からはブルーノ・ムナーリによる絵本だけでなく、等伯、大雅や蕪村といった古の人々が描いた水墨画さえ思い起こされます。
これまでの買い付け旅でパターンや色づかいに心惹かれるプリントの布を見つけたとき、それが marimekko のヴィンテージで、しかもFUJIWO ISHIMOTO とデザイナー名が入っていたことが度々あり「偶然にも石本さんのデザインばかり選んでしまうのは、なぜ?わたしが日本人ゆえ?」とその都度意識してきました。
実際、FUJIWO ISHIMOTO による marimekko の布は400点以上とかなり多いので、廃盤になったデザインとどこかで遭遇する可能性も高いわけですが。

生地は薄手でなめらかな手触りのコットン。たくさんある型紙のなかからアンナさんが提案してくださったのは、これからの季節に気軽に羽織れるノーカラージャケットです。

わたしの滞在期間中に完成するよう、時間をさいてつくってくださいました。
つづく🪡