今日は仕事の前に、左京区にある京都府立京都学・歴彩館で開催中の「植物園のお宝展」を鑑賞してきました。園芸や本草に関する府立植物園所蔵の貴重な歴史的資料が展示されています。
Before work today, I visited the Kyoto Institute of Library and Archives to see the exhibition featuring the Treasures of the Kyoto Botanical Gardens. It is a wonderful display of rare and valuable historical books concerning horticulture and herbalism from the garden’s own collection.

展示の目玉は明の万暦年間に刊行された『本草綱目(金陵本)』。当時のあらゆる薬(本草)についての本だそうですが、鱗や骨が薬になると伝わっていた龍についての項目も(龍の鱗!!と思ったとたん、繰り返し読んでいる酉島伝法著『るん(笑)』の状景がふいに頭に浮かびました)。
この龍の姿を見ると、当時の陶磁器(五彩)に描かれていた図柄とよく似ているので、共通のイメージが浸透していたことが分かります。

左隣には、初版の金陵本と見比べられるように、9年後に復刻され編集形式が異なるという『復刻本草綱目』が展示されていました。

☝︎こちらは貝原益軒による『大和本草』の初版本です。『本草綱目(金陵本)』から約100年後を生きた益軒先生はこの『大和本草』で独自の分類を提唱し、日本の本草学から博物学への礎を築いたそうです。
ほかにも宇田川榕菴自筆の『写生植物百貳種・百種』や牧野富太郎博士による『新撰日本植物図説』、岩崎灌園撰『本草図譜 大正本』など、見入ってしまうお宝ぞろいでした。

☝︎東洋の書物だけでなく、ドイツやイギリスの本草、植物学に関する古文書も興味深いものでした。後ろ髪をひかれつつ、地下鉄に飛び乗りお店へ向かいました。
展示の終了が今月5日(日)に迫っています(こちらの展示室は入場無料で午前10時からです)ので、府立植物園へいらっしゃるご予定の方は先に歴彩館に立ち寄られるのもよいかと思います。
ぜひ、とくと実物をご覧ください。