Umwelt 臨時休業のお知らせです。
12月11日(水)は所用のためお休みいたします。
申し訳ございませんが、12月11日・12日(木)は連休となります。
よろしくお願いいたします。
休日のお昼前。南側の窓からは暖かな日が差してきます。曇っていなければ、冬でも暖房を入れることなく、ブランケット一枚で平気です。そんなときは読書にうってつけの時間。
日頃から会津のみだれ編み籠のなかに必要なものを詰め込んで、椅子の傍らに置いています。
みだれ編みのことを考えながらウンベルト・ラボの棚を眺めていると、気になる書籍を見つけました。ティム・インゴルド『ラインズ──線の文化史』工藤普訳、左右社、二〇一四年。著者のインゴルドは社会人類学者。フィンランドでトナカイの狩猟・飼育をするサーミ人の社会と経済についてフィールドワークを行ったそうです。その経歴だけでも読んでみたくなりました。さらに序論の書き出しが興味深いので、以下に抜粋します。
歩くこと、織ること、観察すること、歌うこと、物語ること、描くこと、書くこと。これらに共通しているのは何か?それは、こうしたすべてが何らかのラインに沿って進行するということである。私は本書において、線 line についての比較人類学とでも呼べそうなものの土台をつくろうと思う。おそらくそれは未だかつてない試みだろう。
読書の後は遅い昼食を済ませ、御苑に行くのが(毎朝の通勤だけでなく)一般的なわたしの休日の過ごし方です 𝄐