いま、東京・世田谷美術館にて企画展「花森安治の仕事 デザインする手、編集長の眼」が開催中です(2017年4月9日まで)。
The special exhibition ‘The Works of Yasuji Hanamori – A Designer’s Hand, an Editor’s Eye’ is being held in Setagaya Art Museum until April 9, 2017.
この魅力的な展覧会について、つい先日お客さまが「行ってきましたよ」と送ってくださった葉書でわたしは初めて知りました。さまざまな展覧会情報はいつもお客さまから教えていただくことが多く、感謝しております。
さて、Umwelt 店内「小さなあがたの森書房」新入荷のお知らせです。
「仙花紙本」と呼ばれる、再生紙に刷られた本の数々。手前の一冊は、花森安治による装釘です。
第二次世界大戦後の物質が不足していた時代、漉き直された再生紙(仙花紙)に印刷・出版された本が出回ったそうです。
『あがたの森書房』店主 百瀬さんによりますと、「仙花紙自体の手触りもさることながら、そこに印刷された活字にも独特の風合いが生まれているので、そのユニークさを愛好される方々もいらっしゃるのですよ」とのこと。
わたしにはこれまた新鮮な驚きでした。
みなさま、どうぞ Umwelt 店内「小さなあがたの森書房」にて、仙花紙本の世界に触れてみてください。