Umwelt

Textiles & Objects

lay out the plates

新しく商品が入りましたので、すこし模様替えを。

日本・デンマーク・フィンランド、それぞれ国も時代もことなるお皿を、絵具の色を置くように並べてみました。お皿は、ただ料理を盛る道具というだけではなく、時には飾って愛でる楽しみもあります。

過去にそれを制作した人と、現代の人との感覚が、ぴたりと合う瞬間。古いものとの出合いの喜びは、もしかすると、そういうところにあるのではないでしょうか。たとえば、まんなかの大きなお皿は百年以上前に瀬戸で作られたものなのですが、吹墨の技法で表現された柄がまるでギンガムチェックのようで、とても新鮮な印象を受けました。チェックが端に寄っているところにも遊び心が感じられます。

人の手を伝わって大切に扱われてきたものと新たに時間を重ねてゆくことは、自分という存在を見つめ直すきっかけにもなり、日常生活に変化をもたらします。それはとても素敵なことだと思います。